もぐらくんの生活(Carpe diem)

COPDを抱えて、仮想空間「もぐら堂」で日々の生活をボチボチ綴っています。

もぐら堂から   生きること と 考えること と

もぐらです。
 
もぐら地方は全国でも有名なあの猛暑の圏内ですが、突然秋になりました。
今朝は寒くて、つい毛布を出してしまいました。(毛皮来てるのに・・・)
 
実はもぐらは夏の夕暮れ、ひぐらしが鳴き始めるあのひとときが、とても好きなのですが、
近年はひぐらしがいなくなり、アブラゼミばかり。
オーシンツクツクもいなくなりました。
 
夏の夕暮れのひぐらしの鳴き声が始まる、あのとても切ない時間があれば、
もぐらはいとも簡単に少年時代に戻れるのに、最近はそんなひとときも許してくれなく
なりました。
 
3.11以来本当にいろいろ考えています。
もぐらの中で既成のものが全て180°入れ替わったと言っても、全く大袈裟とは思えません。
 
揺れは自分で感じたし、画像はテレビで見た。
しかし、頭の中に、というか、自分の中に起きたことをそもそも受け入れるための
ソフトというか、能力というかそういうのもが無くて、理解を超えていたのだと思います。
 
もぐらはあのとき何をみたのか?
 
仕事が忙しいだけでなく、理解も出来ず、そのため言葉にもならず、今に至っているというのが
正直な今の状態です。
 
そんな中、思いが強くなってきているのは、
「自分は人間であることよりも前に、まずは生物である。」という認識です。
 
大自然という圧倒的な現実の中では、生物に過ぎない。
生物が僅かばかりの頭を駆使して、生きている。
ところが、知らず内に僅かな頭が、生物であることを忘れさせてしまう。
 
本能と理性の間に、揺れ動くばかりで、一喜一憂を繰り返す。
 
場合によっては自分の理性を信じすぎて、病気のようになってしまう事さえある。
 
もぐらは今更ながら、ここで生物に近い方に帰りたいと思うようになりました。
 
夜明けとともに起きて、日暮れとともに一日を終える。
生物として必要なことは食べることと寝ること。
 
その上に少しばかりの知恵を身につけ、自分の理性は信じない。
 
・・・
 
20年ほど前から、ブータンにあこがれている。
ブータンにもぐら堂を作ることを夢としよう。
 
・・・ところで、あれっ、
  タイトルに「生きることと考えることと」なんて格好の良い言葉を並べてみたが、
  よくよく考えてみると、それはもぐらの場合、「食べることと寝ることと」だったのか!?
 
  (^o^)//