もぐらくんの生活(Carpe diem)

COPDを抱えて、仮想空間「もぐら堂」で日々の生活をボチボチ綴っています。

閲覧注意【号外】もぐらのCOPDについて!(^_^)/ (医科学的記事です)

 もぐらです。 

 このブログに訪問してくれて、
 いろいろな形で応援してくれるみなさん、
 さらに、愛の告白を何度もしてくれるみなさん、
 いつも、とても、とても、たくさんのどうもありがとう。(^_^)/

 

 この記事はこのブログの趣旨のひとつであるCOPDの医学的な事を書きます。

  ※注意:COPDは喫煙が関わると言われていますが、喫煙(タバコの煙)に対して

   親和性(COPDの発症のしやすさ)が低い人はCOPDを発症しません。

   喫煙者で親和性が高い人ほどCOPDを発症します。

 

 10月16日に、もぐらの一年ごとの呼吸器検査がありました。

 検体(血液検査)

 呼吸器検査(スパイロの事)

 CT検査(ブラの様子や進行度見る)

 

 ※今回の検査で分かった事(結果)

  COPDが結構進んでいました。

  COPDは労作時を含む、息苦しさを主たる症状としますが、もぐらはこの夏に

  労作時以外の安静時での息苦しさの自覚症状を確認しており、散歩(暑かったので

  ジム内でのウォーキング)の距離・時間が苦しくて減少していた事などから、少し

  早めの検査を前回の診察時に申し出ていました。

 

  結果と言っても、いろいろな資料をここに引用するのも大変なので、もぐらが自分で

  分かりやすくカンファレンスします。

 

  01.呼吸器検査に於いて、肺活量が1年で60cc減りました。

   一般的には1年で40ccと言われていますから、減少がちょっと多い。

  02.COPDにとって重要な指標である呼気の1秒率が50%に下がりました。

   昨年は60%近くあったので、大きな減少です。

   これが息苦しさの頻出の原因です。ちょっと大きな減少率です。

   

  03.COPDは気管支及び肺胞で常に炎症が起きていますので、炎症により気管支は肥厚

   しますし、肺胞は溶けていきます。溶けてしまった肺胞は空洞のようになり、その

   空洞はブラと呼ばれますが、CT検査をすればすぐに分かり、診断できます。

   レントゲンで写るようになると結構進んでしまっていまいるので、何しろ1回で良い

   から、喫煙者は40歳を超えたらCT検査を受けるべきです。

 

  04.肺の炎症物質は血液を通して全身を巡るので、全身に影響をもたらします。

   COPDは全身病と言われるゆえんです。いろいろな数値が悪化します。

 

  05.COPD肺気腫)は吸えるが吐けない病気。

   間質性肺炎は吸えないが吐けるという対極の病気になります。

   この相反する病気の症状は知っておくと良いです。

 

  06.今回の検査の結果ともぐらの愁訴により、ステロイドの吸入剤が追加になりました。

   COPDと喘息は近い関係にあり、COPD患者が喘息を併発しているのが分かったり、

   逆もあったりします。

   今回処方された薬も喘息患者にはなじみのある薬だと思います。

   効用は長時間タイプの気管支拡張と抗炎症剤がカップリングされた、即効性があり、

   (吸入後1分で効果が出る)、一日の吸入上限も4吸入までとありがたいと思って

   しまう薬です。

 

  07.COPDは一般的に基本3剤と言われていて、テオフィリンと言う飲み薬が優先処方

   なんですが、もぐらはテオフィリンが飲めなくて、前立腺の薬も飲んでいるので、

   薬の選択肢も減ってしまう事はありますが、COPDのステージがほとんど重症のもぐら

   にとってはもう問題じゃありません。

 

  08.昨日そのシンビコート(ブデホル系吸入剤)が手に入ったので吸入してみました。

   既に10年以上オンブレス吸入剤(インダカテロール系製剤)に追加で吸入する事

   になりますが、シンビコートは朝晩2回。昨晩の睡眠中の呼吸は楽だったと思います。

 

  09.もう少し日時が経てば、はっきりするような気がします。

 

  10.もぐらはちょっと(だけだと思う)頭が悪いのでメンタルの面では問題がありません。

   しかしながら、もぐらは普通じゃなく客観的すぎて余り参考にならないのですが、

   COPDは「終身刑」に例えられるように、非常にメンタルに大きなダメージを受けます。

   痛みは痛み止めがあります。息苦しさには息苦しさ止めはありません。

   メンタルクリニックと親しくしておく事は大切だと思います。

 

  11.今回の診療での在宅酸素についての事も記載しておきます。

   おそらくもぐらが希望すれば、酸素の適用は可能だったと思います。

   ただ、現在のもぐらはQOLよりADLを選択したいので、酸素が楽な事は身をもって

   知っていますが、対処する薬がある限りは酸素を回避しようと思っています。

   もちろんいずれ酸素無しでは済まない時が来るかも知れないけど、もぐらとしては

   先延ばししたいと思っています。(脳外の外来診察も続くので)

   ただし、一般的には酸素の適用は体の負担と患者の息苦しさの軽減に効果があり、

   余命にも貢献するというエビデンスがあるので、しっかりした専門医のもとで、

   判断・適用するのは良い事だと思っています。

 

  素人のもぐらが延々書き綴っても効用に限度があるので、(ホントは疲れてきた)

  以下、参考になりそうな事を書いてみたいと思います。

 

  ※01.もぐらは日本尊厳死協会の正会員です。

   02.COPDに関する本(COPDの世界的権威である木田厚瑞医師の著書を推薦します)

   03.独立行政法人 環境再生保全機構(ERCA)のサイトは有用だと思います。

 

 

   04.「J - BREATH NPO」 及び 寄付をするともらえるCOPDに関する厚い書籍と季刊

    だったかの「J - BREATH 通信」(酸素を吸ってフルマラソンを完走した人がいる)

 

   05.現在に於けるCOPDの医学面での知識を持つ事と実際のCOPD患者さんのブログなど

    現実的な情報などはメンタル的にも影響を得られるので大切。

 

   06.COPDを抱えて、新しい人生を生きてゆくので、人間としての成長も求められる事

    から読書。

 

   07.疲れたときには、もぐらのブログ!(^^;)

 

   余り役に立たないかも知れない記事を書いてみましたが、もぐらは今後は「ゆるっと」

   生きていこうと思っています。

   よろしくね!(^_^)/

 

付録:ERCAから

 

 

   誤字・脱字はお許しを(疲れてしまった)(*^_^*)