【追加前半残り】もぐら勉強になりました!(^_^)/ 間質性肺炎とCOPD(学習記録)
もぐらです。
このブログに訪問してくれて、
いろいろな形で応援してくれるみなさん、
さらに、愛の告白を何度もしてくれるみなさん、
愛の形も深さも変わりながら、
いつも、とても、とても、たくさんのどうもありがとう。(^_^)/
もぐらのカレンダーでは昨日は「介護の日」・「世界平和記念日」と言うことになって
います。今週は七五三があり、霜月も半分を残すところとなります。
もぐら地方、今日は寒い日になりました。
もぐらは唇で湿度を測っているので、冬になったと感じます。
正直なところ、やわらかい暖房を入れたいところです。
(でも、暖房入れるとまた冬眠しちゃうから・・・。)
いかにも冷たそうな曇り空が寒さを煽っているような気がします(>_<)
さて、前の記事で、書き残り部分は、下段に追加すると書いたのですが、スクロール
するのも大変だし、目も頭も疲れそうなので、残りの部分は新しい記事にすることに
しました。(^^;)
さて、前回は息切れの正体とも言うべき、複合知覚というものについて勉強しましたが、
今回は間質性肺炎における息切れの生じ方について、もぐらが勉強になったことを書いて
いきたいと思います。
まず間質性肺炎息切れは、健康な人の息切れとは違うことはもちろん、COPDの息切れ
とも違うということです。このことはびっくりされた方も多いのではないでしょうか?
正直なところ、もぐらもびっくりしました。
[健康な人とのものとは違うと知っていましたが・・・(^_^)/]
◯低酸素血症と拘束性換気障害
間質性肺炎では前回も述べたように肺の間質(肺胞隔壁)と呼ばれる部分に炎症が起こり、
その結果として繊維化がおきます。
このことによって肺胞が破壊されて、酸素が取り入れられる場が失われていくと共に、肺が
硬く縮んでいきます。病気が進行すると酸素吸入に抵抗する高度な低酸素血症(酸素不足)
を呈するようになります。
肺が硬いために、特に労作時に必要な息の確保が困難になり、特に息をするのに大きな力が
必要になります。(この際の換気のための仕事量は、健康な人の10倍に達することが
しばしばです)
このように息をするのに大きな力が必要である病態を「拘束性換気障害」と呼んでいます。
このように生きが良く出来ない、息をするのに大きな力を要する(疲れる)と言うことは
呼吸困難感に直結することです。
しかし、このことは間質性肺炎の息切れの原因の一部に過ぎないのです。
ここでとても大切な事ですが、我々は肺胞を通して酸素を摂取しますが、本来肺胞の壁は
非常に薄いものでありますが、炎症が起きると壁(胞隔)は厚くなります。
胞の厚さが2倍になると、酸素の通過時間が2倍になり、厚さが3倍になれば3倍の時間が
かかります。このあたり、何かお気づきの方もいらっしゃるかも知れません。
健康な肺の場合、酸素の通過速度は約0.2秒です。
肺胞の壁を血液が通過する時間は安静時で0.6秒、運動時で0.2秒です。
と言うことは健康な人でも決して余裕のある酸素の通過速度ではないのです。
間質性肺炎の方は壁が厚くなっており、酸素の通過速度が何倍もかかることがしばしばです。
(このような酸素の取り入れ障害を「拡散障害」言います)
例として、仮に酸素の通過時間を3倍の0.6秒とすると、安静時は0.6秒に対して、0.6秒
ですからどうにか呼吸が出来ます。
しかし、労作時の場合は0.2秒に対して、0.6秒なので酸素の取り入れは1/3程度にまで低下
します。この場合、酸素飽和度は一気に83%位まで下がります。
このように安静時と労作時で極端に酸素飽和度が差が発生するのが、間質性肺炎の特徴です。
この部分大切なので、きちんと更に説明をします。
この際の酸素飽和度の低下は酸素を使ったかどうかとは関係なく、心臓がどれだけの早さで
血液を送り出したかに依存します。
つまり、心拍が上がればそれだけで酸素飽和度は下がってしまいます。
ですから進行した間質性肺炎の人は、ほんの数歩、歩いただけでマラだからだが酸素を使っ
ていないのに大きく酸素飽和度が下がってしまいます。
酸素飽和度が下がれば、心拍は上がりますので、更に酸素飽和度が低下し、悪循環を起こし
ます。
このため労作を止めても、心拍数が収まるまでは酸素飽和度は上がってきません。
この酸素飽和度の回復時間は3~5分かかることもあります。
間質性肺炎の人は酸素飽和度回復のために大幅な換気を必要とします。
これはいわば、息をするために息をするという状態です。
こうした、労作時に急激にそして厳しく生じる酸素の低下と飽和度と、それによって誘発
される激しい換気の亢進(息の量の増加)が間質性肺炎の人の大きな特徴であり、これが
耐えがたい呼吸困難感を引き起こします。
今回はここまでです。
もぐらはずいぶん勉強になりました。やはり、怖いけれども、何故なんだろうという所は
知りたいという思いがあります。
何も分からないで、苦しいだけというのはちょっと辛い感じがします。
知ったからといって治るわけではありません。
また、病気ともぐらの人生は単純な関係ではありません。
病気ではあるけれども、日々できる範囲で行動し、楽しい日々を過ごしたいと思っています。
今回非常に勉強をさせていただいた、J-BREATH OCT.2023 No.128 の機関誌ですが、次号
No.129 でも解説が続くそうなので、その時はまた、勉強したいと思います。
※実は結構疲れたので、今日はここまで(笑)
音楽よりも、睡眠が欲しいかもしれないです~!(^_^)/