もぐらくんの生活(Carpe diem)

COPDを抱えて、仮想空間「もぐら堂」で日々の生活をボチボチ綴っています。

ブログ もぐら歴 02043 番外 シュガーのこと(読まない方がいいかも)

もぐらです。


まず、私の首の方ですが、おかげさまで少し楽になりました。
首は左右45°くらいはどうにか動きます。
今日は朝の一本の仕事の電話のせいで予定が狂ってしまいました。
・・・あっ、温感湿布買うの忘れた!
ご心配をおかけしています。

さて、シュガーのことを書いておきたいのでお許し下さい。

シュガーは私の父が脳梗塞で倒れ、幸い命は取り留め、リハビリ病院に
入院し退院した時、医師から「リハビリも兼ねて散歩をしなさい。」
という指示があったので、散歩をするように私が父に伝えたときに
「大の男が手ぶらでただ散歩なんか出来るか!」という反論に、では
犬でも連れて歩けば立派な散歩になるであろうという考えと、私が幼少
の時にどうしても犬を飼えなかった記憶と相まって家族のためにも
是非飼おうと決断しました。
(その父は2年ほど前に向こう岸に行きました。)

シュガーはうちに来てそう時間がたたない時期に、皮膚に先天的な
遺伝異常があると診断されました。
どうすればいいのかという私の問いに、ショップは返品交換をする
つもりであると応えました。

・・・信じられませんでした。物です。・・・
確かに法律上は物ですが・・・

当たり前ですが、さっさと連れて帰りました。

・・・

シュガーは洗髪?というのか全身洗髪なんというのか、皮膚がデリケート
なのですごい高いシャンプーとリンスしか使えません。
(もぐらの10倍ぐらいする)
また、しょっちゅう洗ってはいけないのでかわいそうです。

・・・一年ほど前、突然脊髄にヘルニアを起こして、下半身不随になりました。
ミニチュアダックスは腰が弱いと有名です)
下半身不随のまま病院に連れて行きました。
手術が必要だと思うけれども、手術をしても治る保証はない。
仮に治らなければ排尿・排便等他にも影響が出てくるかも知れません。

そのようなときには可能性として安楽死という事も発生します。

考えましたが手術の方向で行くことになりました。
その前に精密なヘルニアの映像が必要と言うことで、東京の動物専門の
検査機関に行くことになりました。
MRIを受けなけなければなりません。
タオルで来るんで妻が抱き、私が運転して行きました。
全身麻酔で撮影をしますが、シュガーが連れて行かれるときの目は忘れられません。
犬って分かってしまうんです。普段と全く同じようにしていても病院に行くときは
喜んで近づいてこないんです。

MRIは10万円でした。

帰り道、私は手作りでシュガーのための車いすを作ろうと考えていました。

画像を貰って病院に行きました。自宅だと安静に出来ないことと、点滴をしないと
いけないので、入院です。

入院中は会いに行ってはいけないし、家の中は灯りが消えたようになり・・・

・・・

その後入院中しばらくたってから電話がありました。

「奇跡的に回復しています!!!」

「神経の反応はいまいちですが、後ろ足が立ってきました!」

しばらくしてまた連絡です。

「どうにかおうちに帰れますよ!」

医学的なことは分かりませんが、点滴と安静が効いたようです。

MRI画像を見たときには素人でも駄目だと分かったのに。

奇跡が起きたとしか思えません。

もちろん根本的には重度のヘルニアですので、油断は出来ません。
後ろ足立ちでの姿勢は堅く禁止されています。

今は多少もたつきはありますが、先日の写真とおり散歩に行けます。

その後もう一つの遺伝異常が判明しました。

代謝異常です。ご飯を食べてはいけないのです。
シュガーは厳しくえさの重量の管理と感触は一切駄目の生活をしていますが、
それでも体重が増えてしまうのです。シュガーは朝と晩の2回少量のえさ以外
一切口には入れられません。
芸をしても何もあげられない。

えさは処方箋がないと飼えないえさです。
もぐらの食事より高いです。

(こんな事を書くと、これからミニチュアダックスを飼いたいと思っている人
には誤解を与えかねませんが、シュガーはやはり特殊な方だと思いますから参考に
しないで下さいね。飼っている人はヘルニアだけは気を付けた方が良いそうです。)

・・・

そんなシュガーなので私の目に入れても痛くないのです。
本当は毎日一緒に寝たいのです。

人智を超えた何かに感謝しています。