もぐらくんの生活(Carpe diem)

COPDを抱えて、仮想空間「もぐら堂」で日々の生活をボチボチ綴っています。

もぐらの愛したブログ もぐら歴 02051 夏の日の聲

もぐらです。


厭きるような晴天が続いていましたが、先ほどから雨になりました。
最近天気予報がよく当たります。
天気が外れる楽しみ(?)が減ったようにも思います。
(暖冬は大外れでしたが)

今日は夕方からもぐら堂に籠もる予定なので早めの更新です。(自営の強み?です)

事務所のパソコンはテレビが映りますので、国会中継でも流しておこうかなと
クリックしたときに教育テレビのチャンネルになっていました。
ちょうど「心の時代」というのをやっていました。

女性書家とダウン症の娘さんとのお話でした。コーヒーを淹れたばかりでしたので
ちょっと見ていましたところ、引き込まれて全部見てしまいました。

その話をここで再現してお伝えすることは今日の目的ではありません。

テレビを見ていながら想いが拡がりました。

最近もぐらどういう訳か人様の話が聞きたくてしようがありません。
またすぐに聞き入ってしまいます。

今日のテレビもそうです。

娘さんはもう24才になっていてその娘さんの書は有名になっています。

話はその母が40才近くで結婚して、3度の流産の果てに帝王切開で娘さんが生まれたときから
現在に至る母の話です。

その人が苦しんで一生懸命生き抜いてきた経験や歴史を体験もしていないもぐらが聞かせて
貰えるなんてすごいことです。

だからもぐらは聞き入ってしまうのではないかと思います。
テレビの書家には限りません。

それが誰であっても、その人が一生懸命生きてきた話はとても聞きたくなります。
もしかしたらもぐらがそのような話を聞いて分かる年になってきたのかも知れません。

その娘さんは10才の時に小学校での受け入れを拒否され、する事が無くなってしまったので
母が般若心経を書かせました。

・・・

もぐらは小さい頃、お盆になると
(尤も夏休み中おばあちゃんの家に泊まって暮らしていたのでそこから)
おばあちゃんの家のお墓参りに行っていました。

お寺の事務所にご挨拶に行ったあと、次に本堂でお経が始まります。

真夏です。蝉がたくさんいます。クーラーなんてありません。

お坊さんのどきょうが始まります。
不思議なんですが、暑さが無くなります。
耳に蝉の声が大きくなります。雑踏は聞こえません。
次第にお坊さんの聲しか聞こえなくなります。
後は何も聞こえません。

今思うとあれは無我の境地だったのか?
芭蕉の俳句が感じられる!

気がつくと「もぐら!起きなさい。こんなに汗かいちゃって」

「無我の境地」か、それとも「夢我の境地」だったのか?

もぐらは今でもあれは子供のもぐらに仏が宿ったと信じています。

※もぐらの世界では冬には冬の話題をというような不自由はありません。
 あしからず。\(^_^)/