複雑な気持ちのもぐら・・・
もぐらです。
1/30日に入院しますとブログを上げて、7日間で退院予定ですと、お伝えしたの
ですが、なんと翌日の1/31に退院することになってしまいました。
今回は自分の内臓保護のためにも、(もぐらなりに一大決心をして)在宅酸素の
開始のための入院の予定でした。
保険適用、および障害者3級取得を以て、酸素生活を始める・・・
ところが、境界線上の人間は救われないという事実に該当してしまいました。
簡単に表現してしまうと、在宅酸素療法(つまり24時間酸素を吸って、体内の
酸素量を上げる治療方法)が適用されるには、動脈血酸素分圧という検査の数値が
55Torr以下、他の疾患の影響がある場合では60Torr以下という基準があります。
60Torr以下というのは、パルスオキシメーター表示で言うと、90%換算になります。
55Torr以下というのは、〃88%換算になります。
もぐらは安静時90~91%、労作時は81%ぐらいまで下がります。
81%と言うと48torrぐらいになってしまいます。
この換算数値の関係、実はS字状関数になっていて、Y=(1)xの45度一次関数では
ないのです。(シグモイド曲線)
もぐらの検査結果は動脈血酸素分圧が61torr、6分間歩行(平地を6分間歩いた
時の酸素吸入無しと酸素吸入あり)の結果がどちらも95%以上と言うおかしな結果。
使用したパルスオキシメーターが安っぽくて、苦しくても95以下の数字が出ない。
血液も安静にして1リットルの酸素を吸入しながらの採血。
結果は健康保険不適用の数値である故、在宅酸素の適用不要となってしまいました。
確かにもぐらは10年以上COPDの息苦しさを耐えてきたとはいえ、重症ではありません。
もぐらよりもっと重症の方は、想像に難くありません。
そう考えれば、もぐらの状況など息苦しさではないと言われるかもしれません。
しかし・・・、なにか、疑心暗鬼を生じる気持ちが・・・
本来、結果が良かったのだから、喜ぶべき?・・・
でも、からだは苦しんでいるんじゃないのだろうか?
境界線上の数値に置かれている人の状況って、こんな微妙な扱いなのだろうか?
視覚確認出来ない疾患は難しいと思いました。
主治医も微妙な感じで、退院する際、酸素吸入しなくて良いと言うことは喜んで
良いことだから・・・
服薬、外来監視で、元気に頑張りましょう・・・となったのですが、
例えると、何故か試験で合格したのに全く嬉しくない気がするのです。
昨日の今日、おとといの入院の今日なので、ちょっと心が混乱しています。
カニューレ装着した生活開始に対して、相当腹決めて入院したからなぁー。
お騒がせしました。
でも、この息苦しい生活、どうすれば良いんだろう?