もぐらくんの生活(Carpe diem)

COPDを抱えて、仮想空間「もぐら堂」で日々の生活をボチボチ綴っています。

たぶん、ぼくは2022年7月4日に死んだんだと思う。

もぐらです。

みなさんお元気ですか。

自分の居場所なのに、記事を更新しない間に、はてなブログも編集画面が変わっていて

ちょっとびっくりです。

時は流れるんですね、やはり。

 

もぐらは肺を病んで、現代医学では治せないので持病になって、そのために死ぬまで

有効な法務省の資格で働いていたのに、還暦前に仕事をやめざるを得なくなり、病を

なるべく進行させない為の生活が日常になり、やがて遠からず訪れる呼吸停止の日まで

病とお付き合いして暮らしています。

 

今年の7月の初め、突然脳卒中を起こしまして、近所の脳神経外科から医大に付属の

ERに救急搬送されました。本人は倒れた後のことは意識がないので後で聞きました。

視床下部と下垂体のところで出血して、24mm程の腫瘍がどうだとか、脳圧が上がり、

視神経も圧迫され目も見えず、ホルモン分泌機能も損傷を受けて・・・

脳の手術を受けました。

 

気がついたのは、手術後のGICUで麻酔が切れた一瞬だけ。

すぐに意識がなくなって、お盆前まで入院していました。

奇跡が奇跡を呼んで、目の複視とホルモン分泌機能を損なっただけで、どんどん回復

しました。

もぐらはこの夏の暑さを知りません。

病棟でずっと26℃に保たれて、外の空気にも触れてはいけないし、目もよく見えない

から。最初は両目が真っ暗で・・・

 

細かいことはいろいろありますが、脳卒中なんて珍しくもない。

でも、自分が脳卒中で倒れた。すごく頭が痛かったあとのことは覚えていない。

未だに自分の事実なのか実感がなくて、今度も死ななかった(死ねなかった)・・・

今まで3回死んでいたはずが、毎回「何か」が助けてくれて、今回も何かが!

 

多分年齢が大きいと思うんですが、体力が戻らない、筋力が落ちてしまった、食欲は

あって、きちんと食べているのに、体重が下がってしまうので、たくさん食べないと

いけません。

 

川のほとりに行ったような記憶が少しあるのですが、来いとも、来るなとも、そもそも

人がいなかったような気がします。ただ自分は渡らなかっただけという記憶。

 

退院して自宅療養しているのですが、毎日ほとんど夢を見る。

嫌な夢じゃない。昔のことなんだけど、死んだ人しか出てこない。

何も言わないけど、時々しゃべるような記憶がある。

朝、目覚めると、頭の中で夢の確認をいつもしている。

 

倒れて回復して(死ななかった)以来、この世とどうもしっくりこない。

 

たぶん、ぼくは2022年7月4日に死んだんだと思う。

 

また、ここに力まずに文字を紡げたらと思う。

 

目がよく見えないので、あまり読書が出来ないし、ディスプレイもよく見えないから

それは不便だなー。

 

たまたま、誰かが来てくれて、何でも良いから書いてくれたら、ぼくはとても嬉しい

んじゃないかと思います。

 

そして今日、親友からCDが届いた。

彼はバークリー音楽院作曲科を首席で卒業。

プロのジャズギタリストなのだが、つまり、秋吉敏子とか渡辺貞夫の後輩だけど時代

が違う。

それだけでは喰っていけない。ジャズも廃れてしまった。

世界がおかしい。

コロナ前はヨーロッパなどに演奏旅行していたが、ライブハウスもコロナのせいで

活動が出来ず。

でも、届いたCDはとても良かった。本当はアナログのLPにしたかったそうだが

すごいコストなんだそうだ。

そういううれしい事もあるが、たぶん、ぼくは2022年7月4日に死んだんだと思う。

 

また書きます。

2年ぐらいは生きそうなんで。(^_^)/